Roundabout & OUTBOUND
成田 久|B-06
成田久|皺襞の閾(しゅうへきのしきい)
襞を寄せては、ひたすらミシンを走らせる。
その繰り返しにより、柔らかで平坦だった布は、次第に硬く陰影豊かな質感を帯びていく。
ありふれた素材への単純な操作の連続の末に生まれるこれらの衣や袋は、もはやありふれたところから最も遠い存在へと変容した姿として目の前に差し出される。
手をつねに動かしているかのような成田久氏を駆動し続けているのは、行為の集積が或る地点を超えた時にものが別次元へと移行する、その際目を探ることへの興味なのかもしれない。
成田 久|B-06
65,000+tax
*サイズの詳細はお問い合わせくださいませ。
*写真は身長180cmの男性が着用しております。